ちんポ

ちんこくんのポッドキャスト略してちんポ

筋肉痛物語

我が筋肉痛になりし話あらずや。あれをむげに洗ひざらあり書かむと思ふ。

専門学校一年の頃の話なれど恋しき女こそえけれかし。
まず相手の女につきて。文月ほどより仲良くなりきやな。僕はもともとはぼっちなりけれどたまに話しかけくる女ありてその女と仲良かりしが筋肉痛女に繋がれりとも訳なり。その女班と仲良くなりて我と女三人に飯食ひするやうになりき。いまさること一生なからむな。まぁさてどんどん仲良くなりゆき驚かば我と筋肉痛女の二人に飯食ひに行ったりするやうになりきといふよしなり。
んに一回家にも泊まりしためしありしぞ、筋肉痛になる一週間ほど前。付き合ふともあらぬに。我の終電無くなりて満喫にも泊まるか~など言ひたりしか女が独り暮らししたれば泊めやるといふことに泊まることになりき。まぁ少し頼みたれどな。さればこの日に告白すべかりき。その日はその女班三人と飯食はその帰りに二人きりになりてもろともに博多駅の電飾なりとか見たりき。鄙者二人にはスゲー清げに映りしぞ。その後喫茶店にものいひし(はよ告白しろや)のごときけはひがすずろにあれど勇気なくえざりき。かくてダラダラうちいでたらば終電無くしなり。泊まるとてなりしときすずろにいさみしぞ。なんとなればこのクソクソコミュ障の我が女の家に入りて泊まるなるぞ?んに二人に家に向かひて歩みて部屋に入れされて貰ったがそんときはやっぱただのともだち。友垣にて接されて風呂も入らず床に寝き。女が風呂入れるときあからさまにいさめどな。あと半尻のみえしほど。
ほんに本題、二千十三年霜月二十四日なりき。同級生の数名と飲み会ありと言へばその筋肉痛女と待ち合はせしもろともに行きき。その飲み会の二週間ほど前に初めてお店に酒を飲みし。そのときは筋肉痛女抜きに。すずろに飲まれしぞ。そのとき「あ、我酒こはき型なるかな」と思ひき。んに今回の飲み会にクソクソ飲みしぞ。九十分に十杯ほどのんなり。そせばをこのごとく酔っぱらひき。人生に一番酔ひし日もこそ。後より考へばそのときの飲み会は世の常の飲み屋なる心地なりけれど前回は女三人と行けばすずろに女の行く店なる心地の店なりしぞ。酒弱めの酒なりけりとぞ思ふ。さて飲まれしものなれば調子こきて十杯も飲みしかな。げに飲み過ぎきと思ふ。同級生のおほかた仲わろき男酔ひざましにフリスク我にくれしに路上にぶん投ぐるほど酔ひたればな。コミュ障の我がさることしぬるほど酔へり。
んにまぁさる酔っ払ひし有様に人の家にまた泊まることになりき。終電のなかりしかありしか忘るれどおかたみ酔ひてたし「泊まりてけぞー」のごとき心地に泊まることになりき。帰りつつ酔ひがおどろきゆくが分かれり。酔ひおどろくと同時にどんどん人への想ひ膨らみて膨らみて告白せり。など言ひしかよく覚えたらず。まぁキザなことなどは言ひたらず。「付き合はず?」などさるさらりとせる一言なりきと思ふ。もとよりいらへは「よきぞ」なりき。そこはいま分かれり。相手の好意はすずろにすずろに伝はりてたし。さりとて告白せられぬが我なり。いひよりて言はれし瞬間おもっくそ抱き締めき。脊髄反射的なる心地なりき。人は嬉しくなると抱き締めまほしくなるなり。路上にすがすがと抱き締むるなど今後ありや?未だ酔ひけむな。そんで手繋ぎて人の家へ歩みき。
二回目の人の家もつぶつぶせり。さるは今回は正式に人にて家にあがりき。人とさるべき話し人が風呂に入れるにいさみせり。一秒一秒が幸せなりき。かくて人の単寝台に二人に寝き。前回は床なりしに今回は人の隣に人抱き締めつつ寝き。その時点にはやく脳内性的エボリューションなりき。たぶん勃起もせり。当時はゴリゴリの童貞。エロに脳内支配されてけはひを楽しむなどえず。我は性欲に負けて接吻せり。暗闇に幾度も接吻せり。ここに抑へらるるわけなかりき。胸を触らむとしにけり。が、「未だときぞー」とニヤニヤしつつ言はれにけり。ここにゴリ押ししたらば童貞卒業も疾かりしにな。いや、されどさすがに無用なりき。かくてやがてどのくらいのほどの経りしかも分からぬほどイチャつきて気がつかば寝たりき。
夜中の三時におどろきき。初めて二日酔ひなどものを味はひき。頭がボンヤリし痛し。かくて、股間痛し。といふかチンコ痛し。さても未だ勃起せり。勃起するままのまま寝たりき。

さても…


チンコが筋肉痛になれるなり!!!!!!!


便所行きくと言ひつつチンコを確認せば真っ赤になれり。あと触るるばかりに痛し。オナニーしともかくも勃起を抑ふるかと思へど触るるばかりに痛ければオナニーなどえずされば人の家の便所にオナニーすといふわざはむげ過ぐ。人に謀るよしにもいかず。告白せるその日に「なぁ…いさみすぎたらずーっと勃起しチンコ筋肉痛になりてすずろに痛けれど…」など言ふべしまじ。おほかた謀りしところで人も「はぁ…」はさだめてなる。首領引かなかったとて解決策など練るるわけなし。つひに我は痛みに忍びつつ寝るべかりき。あした驚くとチンコに多少の違和感ありつつも痛みは治まれり。かくてさることを隠しつつ二人に学校に行きき。二日酔ひのまま学校に行きき。

さる話がいま六年も前。いましか経りにけりや。まぁつひにやがて別れなれどぞ。二週間とかそんほどに。あー、されどこの六年前のこの日が一番の人生の頂かもなぁ。二千十三年の霜月二十四日。さ、「丁度」六年前なり。恋しき女や友垣の誕生日など記念日などを覚ゆる能力ばかり長けたるなりよ我。さすがに人のことはとっくの昔に好きといふ心地は無くなりたれど人生の頂なりし霜月二十四日はあからさまに殊更なる日なり。


あー、ホンマ痛かりきな。